化学メーカーのビジネスモデル考察

はじめに

今日は私が働いている「化学メーカー」についてお話したいと思います。

化学メーカー…。どんな仕事をしているのかイメージしづらいですよね。人事もそれをわかっているので、就活生向けにビジネス体感セミナーをよく開催しています。


私も、とある縁で化学業界のビジネス体感セミナーに最近参加しました。そこで、セミナーの感想と化学業界について考えてみました。

では、『化学業界のビジネスモデル』を見ていきます。

化学業界のビジネスモデル


まずは基本情報から。

化学メーカーは素材メーカーに属します。

素材メーカーとは?
『原材料を購入・加工し、他業界(化学業界も含む)へ素材(製品)を供給することによって収益を得る業界』です。

素材メーカーは鉄・金属・ガラス・セメント・紙などたくさんありますが、その中でも化学メーカーは下記のような特徴があります。

・付加価値額が大きい
・様々な業界に関わる(ほぼ全ての業界)
・種々の産業や日常生活に不可欠な製品(または素材)を作り出せる
・アイディアを一から形にして、製品にして届けるまで幅広い仕事

さて、ビジネスゲームに戻りましょう。

ビジネスゲームの順位は、生み出した利益の額で決まります。もちろん、一位を目指してゲームを進めていくことになりますが、数人で1チームのイメージです。


先ほど書いた通り、化学メーカーは『材料を買って⇒加工して⇒売る』ことで利益をあげています。ここを理解することがゲーム勝利の鍵ですかね。皆さんも、ゲームに参加したつもりで読んでみて下さい。

ゲームスタート

各チームが一斉にアクションを起こし、会場はカオス状態です。私は化学メーカーで働いている経験を活かし(?)、いくつかのポイントを意識しながらゲームに参加しました。


ポイント1~どう原材料を手に入れるか?

化学メーカーは加工することで付加価値を出します。しかし原材料が高いと利益も出ません。そこで安く買うのが重要ですが、それと同じくらい重要なことがあります。

それが…


安定して原材料を確保すること!化学メーカーは、製品を川下の消費者に近いメーカーに売っています。安定して生産しないと、多くの企業、消費者に迷惑をかけてしまうのです。

実際のゲームでは、
・生産地の近くに工場を建てる
・他チームと協力して、原材料を安定的に得る
など、普段仕事で考えるような戦略を実行しました。


ポイント2~どう原材料を加工するか?

利益を稼ぐポイントですよね。加工段階では、オリジナリティーとまたもや安定生産が求められます。また、工場を効率的に動かすことも必要ですよね。

ゲームでは、下記を実行しました。


・最終製品として消費者の手に渡ることまで想定して機能やデザインを考える
・買ってくれる最終製品メーカーを探す
・工場の稼働率を上げる
・研究開発をして新たな素材を創り出す



ポイント3~どう売るか?

せっかくいい素材を作っても、売れなくては利益になりません。東レとユニクロが連携したヒートテックは販売に成功した例ですよね。

ゲームでは、
・作った製品をアピールするプレゼン能力
・顧客のニーズにあった製品開発すること
・他企業(チーム)との連携

などが求められました。


ポイント4~どう運ぶか?
原材料を買って、加工して、売るという全ての場面に、製品の輸送が関わってきます。どこに、何を、どれだけ、いつ運ぶのか?これによって利益が全然違ってきます。

ゲームでは、
・どの運送会社を選ぶのか(料金、スピード、安全性)
・災害等に備えて保険をかけるのか

などを考慮しました。


<ゲーム終了!!>
さて、化学メーカーについて理解は深まったでしょうか?なかなか骨のあるゲームでした。ここで、考えてみたいことが2つあります。

ゲームを通じて考えたこと


1つ目。お金。
買う、作る、売る、その他全てにお金が関わっています。ゲームでは紙幣を握りしめ、キャッシュフローをいかに効果的に配分、再投資していくかを常に考えていました。実際のビジネスでも重要ですね。


2つ目。化学業界の幅広さ。
ゲームの中で他チームと協力したように、化学業界は他業界との関わりが不可欠です。逆に言うと、アイディアと行動力があれば、どんなことだってできます。

おわりに

今日は久々に化学メーカーに関する記事でした。私が今の会社に決めた理由は、仕事の幅広さ、付加価値の高さ、人の雰囲気の3つですが、就活時に思っていたグローバルなビジネスに携わりたい!という希望も現在実現できていることに改めて気付くことができました。

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